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伊藤 嘉恭 (代官山皮膚科形成外科)
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ビタミンCは、美白、抗酸化作用、コラーゲン合成など、美肌を作るための中心的な働きを担う成分である。本邦では水溶性であるビタミンCを燐酸エステル化し、誘導体にすることで経皮吸収を高めたものを高濃度に外用する方法がニキビ治療や美白治療として使用されている。一方、同濃度の高濃度水溶性ビタミンC誘導体を、ローションとして外用(10分間のローションの湿布)したものと、イオン導入(20秒間作用される)したものを比較すると、後者は30倍以上、表皮内にビタミンCとして吸収される。
ところで、ビタミンC以外のビタミン、ミネラル、アミノ酸の類で、美白に働くものとして、ビタミンE、A、システインなどが、抗酸化作用として、ビタミンE、システイン、グルタチオン、亜鉛、セレンなどが、コラーゲン合成には、ビタミンB3、亜鉛などが知られている。そしてこれらの成分を効率よく含むものとして、プラセンタエキスがある。プラセンタエキスは化粧品原料として以前から利用されているものであるが、殆ど全てのビタミン(特にビタミンB郡)、ミネラル、アミノ酸、300種類以上の酵素(ビタミンCとあわせて利用する時は酵素を不活化したものを利用)、EGF、FGF、核酸などが含まれている。これをイオン導入する場合、分子量500以下のものが経皮吸収すると考えられる。
高濃度水溶性ビタミンC誘導体、プラセンタエキスによるローションを、毎日家庭用イオン導入器で導入してもらい、ビタミンA(レチノールあるいはレチノイン酸)、ビタミンE、プラセンタエキスによるクリームを外用すると、シミ、シワ、毛穴の縮小(毛穴のひきしめ)、たるみの改善(リストアップ効果)、ニキビ・ニキビ跡の改善がみられた。
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| 高濃度水溶性ビタミンCとプランタエキス配合美容液の効果(第100回日本皮膚科学会総会にて発表) |
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